演技する精神(山崎正和著)
本書は、1983年中央公論社刊行のもの、私は、1988年の中公文庫版を読む。
以前、氏の「社交する人間」を読んで、何か漠然とした違和感を感じていた、そういう事もあるのだろうか、もう少し探求するつもりで本書を読んだ。
演技についての氏の哲学的考察なのかと思いながら読んでいくと、実は、その演技から現実世界への適用、そして、演技は、社交や遊びという概念につながるという論理が出てくる。
そうすると、「社交(する人間)」の前には「演技」があることになる。
この「演技」と言うのはなんだろうかと思いながら読み進めた、一部、身体論や自我他我問題など出てきて興味深く読んだ部分もある(氏は、自我なるもの、それ自体に疑問を提示している)。
しかし、本書を読んで、私は更に分からなくなってしまった。
結論は、私たちは、実世界で演技をするということなのだろうか?
いや、演技するということ自体が、実世界なのだろうか?
全体像としては、旧来の西洋哲学に対しての見直しという要素もあるようだ。
うーん、難しい・・・・
以前、氏の「社交する人間」を読んで、何か漠然とした違和感を感じていた、そういう事もあるのだろうか、もう少し探求するつもりで本書を読んだ。
演技についての氏の哲学的考察なのかと思いながら読んでいくと、実は、その演技から現実世界への適用、そして、演技は、社交や遊びという概念につながるという論理が出てくる。
そうすると、「社交(する人間)」の前には「演技」があることになる。
この「演技」と言うのはなんだろうかと思いながら読み進めた、一部、身体論や自我他我問題など出てきて興味深く読んだ部分もある(氏は、自我なるもの、それ自体に疑問を提示している)。
しかし、本書を読んで、私は更に分からなくなってしまった。
結論は、私たちは、実世界で演技をするということなのだろうか?
いや、演技するということ自体が、実世界なのだろうか?
全体像としては、旧来の西洋哲学に対しての見直しという要素もあるようだ。
うーん、難しい・・・・