陰翳礼賛(谷崎潤一郎著)
本書は、中公文庫版で読む。
表題の「陰翳礼賛」を含む五編の小編集で、昭和10年前後の(「客ぎらい」だけは昭和23年)作品で、当時の、谷崎潤一郎という視点で見る、日本(人)論という趣がある。
およそ、70年前の世の中の見方が、現在と大きく違うことがわかる。
そして、現実に、70年間を生きる人間は存在する。
そこには、大きな溝が横たわっているのかもしれない。
そういえば、昔を思い出すと、名残かもしれないが「陰翳」があったようだ。
今は、少なくとも、一般的には、全然無い。
それだけ、当然のことながら、文化が変化しているのだ。
厠は、水洗でなく、タイル張りは風情が無いという感覚をどう思えるだろうか(?)
多分、政治などもそうなのだろうな・・・・・
表題の「陰翳礼賛」を含む五編の小編集で、昭和10年前後の(「客ぎらい」だけは昭和23年)作品で、当時の、谷崎潤一郎という視点で見る、日本(人)論という趣がある。
およそ、70年前の世の中の見方が、現在と大きく違うことがわかる。
そして、現実に、70年間を生きる人間は存在する。
そこには、大きな溝が横たわっているのかもしれない。
そういえば、昔を思い出すと、名残かもしれないが「陰翳」があったようだ。
今は、少なくとも、一般的には、全然無い。
それだけ、当然のことながら、文化が変化しているのだ。
厠は、水洗でなく、タイル張りは風情が無いという感覚をどう思えるだろうか(?)
多分、政治などもそうなのだろうな・・・・・