110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

現代言語論(立川健二・山田広昭著)

 本書は新曜社「ワードマップ」シリーズの中の一冊、1990年刊行のもの。

 1990年と言えば、すでに20年近く前になるのだが、本書を読んでいる私には全然古さを感じなかった。
 それだけ私は、古い思想の範囲を泳いで(読んで)いるのだろう。
 そこには、現代の思想との溝はあるのだろう。

 しかしながら、本書は言語学の入門には最適の本であるように思った、とにかく面白いのだ。
 ソシュールフロイト・ウイトゲンシュタインという3つの柱を中心に、それに関する人・用語を解説していくのだ、本書を読んで、フロイト精神分析についてもう少し深入りしてみたくなった。
 
 そして、言語論というジャンルに少し惹かれた。