ポトスライムの舟(津村記久子著)
本作は「番外編」である。
文芸春秋に掲載された今年の芥川賞受賞作なのだ。
ご存知の方は、少しニヤリとするわけだ。
感想としては、面白い作品だなという印象を受けた、作中、名前(固有名)がついているのは女性だけであるという徹底振りも興味深い。
そして、この主題では、大きな山は作れないだろうなといういうイメージを持った。
しかし、それが悪いかと言えばそうとも言えず、本作のように、(言葉は悪いのかもしれないが)中庸に暮らしていけること、すなわち、現実ならば必ずあるであろう終末を迎えずに、そう、サザエさん一家の様に続くのならば、それは素敵なのことなのだが・・・・そんなことを思った。
そして、作中の主人公に「実存」思想が見え隠れしていると思ってしまったのは、私の偏見なのだろうな。
そんな具合です。
文芸春秋に掲載された今年の芥川賞受賞作なのだ。
ご存知の方は、少しニヤリとするわけだ。
感想としては、面白い作品だなという印象を受けた、作中、名前(固有名)がついているのは女性だけであるという徹底振りも興味深い。
そして、この主題では、大きな山は作れないだろうなといういうイメージを持った。
しかし、それが悪いかと言えばそうとも言えず、本作のように、(言葉は悪いのかもしれないが)中庸に暮らしていけること、すなわち、現実ならば必ずあるであろう終末を迎えずに、そう、サザエさん一家の様に続くのならば、それは素敵なのことなのだが・・・・そんなことを思った。
そして、作中の主人公に「実存」思想が見え隠れしていると思ってしまったのは、私の偏見なのだろうな。
そんな具合です。