現象学と解釈学(新田義弘著)
本書は1997年「現代哲学ー現象学と解釈学」という題名で、白菁社より刊行されたものに、一部変更を加えて、ちくま学術文庫版として2006年に刊行されたもの。
本書は、前々から欲しくて、場合によっては、新本でも良いので手に入れようかと思っていた。
そんなところ、うまい具合にとある古本屋で入手した。
しかし、本書のボリュームと、推測される内容から、なかなか読み進むことができないでいた本である。
ところが、なんとなく読み始めたら、ツボにはまったのか、終わりまで読み続けることができた。
そして、本書を読んでよかったと思った。
これまで、現代の状況を悲観的に見ていたが、本書を読んでみて、考え直しても良いと思った。
形而上学や神は否定されたし、また、究極的な本質も存在しないようだが、その手前でもがくのも良いのではないか(虚しい努力かもしれないのだが)?
そして、ニヒリズムに落ち込んでしまい、変なイデオロギーにはまるよりも、その方が建設的かもしれない。
そんな希望を与えてくれたのが本書であった(当然どこにも解答は書いていないけれど)。
現在の私の心境に適合した本だったののだろう。
本書は、前々から欲しくて、場合によっては、新本でも良いので手に入れようかと思っていた。
そんなところ、うまい具合にとある古本屋で入手した。
しかし、本書のボリュームと、推測される内容から、なかなか読み進むことができないでいた本である。
ところが、なんとなく読み始めたら、ツボにはまったのか、終わりまで読み続けることができた。
そして、本書を読んでよかったと思った。
これまで、現代の状況を悲観的に見ていたが、本書を読んでみて、考え直しても良いと思った。
形而上学や神は否定されたし、また、究極的な本質も存在しないようだが、その手前でもがくのも良いのではないか(虚しい努力かもしれないのだが)?
そして、ニヒリズムに落ち込んでしまい、変なイデオロギーにはまるよりも、その方が建設的かもしれない。
そんな希望を与えてくれたのが本書であった(当然どこにも解答は書いていないけれど)。
現在の私の心境に適合した本だったののだろう。