110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

著したものの検証

 たまたまWebを見ているとこんな記事に出会った。

 『日本の製造業に忍び寄る「2009年問題」の影---設備投資の失速に抗えるか』
 これは、日経ものづくりのブログで 2006/04/19の日付がある・・・3年ほど前だ。
 2009年に、工作機械、自動車、情報家電(TV)などの当時好調な産業が、一息つくのではないか?という内容のようだ。

 さて、これに対する、当時のコメントも、「その通り」、「いや違う」と2種に分かれる。

 現在の状況は、ご存知の通りで、この「ものづくり」については大きなダメージを受けている。
 しかしながら、その原因は、全く別の要因であった(いや、落ち込むのは需要が落ち込むのだから正解ではないのか・・・と言われそうだが)。
 このような記事は、(多分)短期的な情報発信として提供されているだろう、もう少し、うがった見方をすれば、(担当)記者が、仕事をこなすために生産されたものだろう。
 しかし、それらは、当面消えずに残るとしたら・・・どうだろうか?

 世の中には、膨大な数のデータが(正に亡霊のように)さまよっている。
 それが、一人歩きしないかどうか(するというのが現在の見解のようだ)注意すべきなのではなかろうか?