文学部唯野教授(筒井康隆著)
本書は岩波書店1990年刊行のものを読む、現在では岩波現代文庫版で読める。
筒井氏の作品をここで読むとは思わなかったが、本書は、よく著されている。
やはり、ベストセラーを書く人は只者ではないと思う。
小説という形式でありながらも、書中での、唯野教授の講義は、きちんとした下調べ(原典)を元に書かれている。
後半の、構造主義~ポスト構造主義は、私的には余り一般化しすぎたのではないかという感想を持ったが、なにより、フッサール(現象学)、ハイデッガー(解釈学)を、ズバッと説明する、第四、五講が面白かった(もとより、大学の一般講義のシミュレーションなのですから、表面的で良いですよね)。
本書を読んだ後「存在と時間」を読んだら、少しわかりやすかったかもしれない。
そういう意味で、気楽に読ませていただきました。
ちなみに、本書は、前期授業で終わっていますが、後期授業も受けてみたいと思いますよね。
筒井氏の作品をここで読むとは思わなかったが、本書は、よく著されている。
やはり、ベストセラーを書く人は只者ではないと思う。
小説という形式でありながらも、書中での、唯野教授の講義は、きちんとした下調べ(原典)を元に書かれている。
後半の、構造主義~ポスト構造主義は、私的には余り一般化しすぎたのではないかという感想を持ったが、なにより、フッサール(現象学)、ハイデッガー(解釈学)を、ズバッと説明する、第四、五講が面白かった(もとより、大学の一般講義のシミュレーションなのですから、表面的で良いですよね)。
本書を読んだ後「存在と時間」を読んだら、少しわかりやすかったかもしれない。
そういう意味で、気楽に読ませていただきました。
ちなみに、本書は、前期授業で終わっていますが、後期授業も受けてみたいと思いますよね。