110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

ものの考え方(O・S・ウォーコップ著)

 本書は1951年刊行のもの、その後1984講談社学術文庫版で出版された。

 本書を知ったのは、笠信太郎著「論理について」に書かれてあったからだ。
 それから、探し始めた。
 講談社学術文庫で刊行されていたことは、すぐにわかった。
 その後、都内の古本屋はかなり回ったつもりだ、神保町、早稲田、そして杉並(荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺)・・・・今までは、歩けば見つかると思ったが、なかった。
 それで、AMAZONで入手した・・・最初からそうすれば良いのだろうが、優先順位は、本ブログの題名の通り「歩く」なのだ。

 さて、探し出して読んだ本書は、私的には気に入っている。
 一つの実存主義というジャンルらしい。
 そして、ある種の文化批判でもある。

 興味がある方は探して一読されると良いだろう。
 しかし、今の世の中が気に入っている方、そして、若い方にはお奨めしない。
 
 そう、私は、古い考え方の持ち主である。
 そして、本書は人に知られたくないのだ。