本書は1951年弘文堂「
アテネ新書」として刊行されたもの、私は1977年初版の
講談社学術文庫版を読む。
本書は、
政治学の入門書だ。
読みやすく、わかりやすく、そして薄い。
それでも十分だった、本当に良い本は気づかないだけで眠っているのだ、そのせいか、私の手に入れたものは、2001年版29刷であった。
細かい理論や、専門用語もでてこないが、それでも、
政治学の入門にはお勧めだと思う。
そして、解説にある矢部氏の経歴を読むにつけ、著者の「
政治学(
勁草書房版)を、探してみたくなった。
まぁ、過去の亡霊を追いかけているといえばその通りかもしれないな。