110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

政治学入門(矢部貞治著)

 本書は1951年弘文堂「アテネ新書」として刊行されたもの、私は1977年初版の講談社学術文庫版を読む。

 本書は、政治学の入門書だ。
 読みやすく、わかりやすく、そして薄い。
 それでも十分だった、本当に良い本は気づかないだけで眠っているのだ、そのせいか、私の手に入れたものは、2001年版29刷であった。
 細かい理論や、専門用語もでてこないが、それでも、政治学の入門にはお勧めだと思う。

 そして、解説にある矢部氏の経歴を読むにつけ、著者の「政治学勁草書房版)を、探してみたくなった。

 まぁ、過去の亡霊を追いかけているといえばその通りかもしれないな。