110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

インデイアスの破壊についての簡潔な報告(ラス・カサス著)

 本書は岩波文庫版で読む。

 触れられたくない歴史というものはあるようで、わが国にも、第二次世界大戦というのは触れられたくないことのひとつであろう(人によって見解は異なるが・・・)。
 そして、本書も、15世紀から16世紀にかけて、スペイン人による南米での殺戮を記録したものだ。
 内容は、簡潔にということもあり、事実の列挙という形式で、淡々とした報告という感じがする。
 それにしても、何が、彼ら(スペイン人)を凶暴にしたのであろうか?

 特異な本である。