本書は
岩波文庫版で読む。
与謝蕪村について
萩原朔太郎が書く、これは面白い組み合わせだ。
そして、若いときの朔太郎は
芭蕉が嫌いで、(
芭蕉贔屓の)龍之介をやっつけるのだが、年を経ると、今度は
芭蕉も好きになるのだ。
なんとも自分勝手な話だが、それが、著者の真剣さなのだろうと思う。
このように、借りてきた気遣いなどではなく、自分をぶつけるということは、今は難しいのだろうかな?難しいのだろうな・・・?
そして、
与謝蕪村の非凡を知ることが出来た。
私にもすぐ情景が浮かんだのは「木枯や何に世渡る家五軒」であつた。