110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

フロイト=ラカン(新宮一成・立木康介編著)

 本書は講談社選書メチエ2005年刊行のもの。

 最近スラヴォイ・ジジェクの本を読んだのだがさっぱりだった。
 特に「大文字の他者」や「a」などなどのラカン系記号はダメでそこはほぼスルーして読んだのがひとつの原因のようだ(根本的な原因が潜んでいるかもしれない)。

 そして、現在もジジュクの本を一冊読んでいるのだが、やはりダメなので参考に読んだのがこの本。
 フロイトよりも、どちらかというとラカンよりの視点・解説でなかなか面白かった。
 まずは、再びジジュクの著作にあたり、その後は「エクリ」を読んでみたいな・・・と、儚い希望を持つにいたった(本書にも、読後は「エクリ」を読めと書いてある)。

 ラカンフロイト)の洞察はなかなか鋭いと思う、少し齧ってみよう。