110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

最後の泪橋古書展

 7/23、24の両日、東部古書会館で、最後の「泪橋古書店」が開催されました。
 このような催事がなくなるのはさびしいものですが、時代の趨勢なのでしょう。
 ただ、微力ながらこの事件を伝える者があっても良いと思いました。
 
 東部古書会館(東京都荒川区南千住3-8-11)は、南千住駅に程近くあります。
 また、明治通りが近くを走り、最寄の交差点が「泪橋」であることから、この古書展の名前が付けられたのでしょう、この催しが今まで何回くらい行われたかは不明です。
 また、東部古書会館はこの7月いっぱいで閉鎖されるとのことです。

 私は、いつものように歩いて現地まで行きます、当日は猛暑だったので大変でした。
 泪橋交差点から一筋入ると、このような案内(のぼり)があります。
 
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 外から見た状況です。
 
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 入り口付近から見た内部の状況です。
 
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 最後のポスターです。
 
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 入り口で、冷たい麦茶のサービスをしていました。
 これはおいしかったです、何杯か飲んだ上、途中で買った某社「麦茶」のペットボトルにも継ぎ足してしまいました(味の差は歴然としていました)

 古書店をめぐる楽しさを最近知ったわけですが、逆に、古書店の閉鎖にお目にかかることも増えてきました。

 今回は、ルネ・ジラールの古書を2冊ほど入手しました、80年、90年代に少し騒がれた人々の著作も随分安くなってきました。
 私のような安物買いが跋扈するということは、そもそもデフレ要因でして、古書店にとっても有難い客ではないのでしょう、しかし、限りある資金で、様々な思想に触れたいという意図を斟酌して欲しいところではあります(厳しいいいわけだですね、汗)。