イスラーム思想史(井筒俊彦著)
本書は中公文庫版で読む。
この中には、昭和16年、昭和23年、平成元年の各論文が含まれている。
また、本書では初期イスラム史を取り扱っている。
さて、何故宗教に関する歴史などを読むのか? ・・・宗教に興味があるのか?
そんな問いを、自問してみる、答えはyesである。
それでは、何か宗教に所属しているのかというと、noである。
しかし、宗教思想と哲学の対立・序列については(本書の中でも少し触れているところがあるのだが)、とても興味のあるところなのだ。
宗教、例えば、キリスト教も、プラトンやアリストテレスなど、ギリシャ哲学の影響が残っているではないか?
また、哲学の中でも宗教や神話をその思索の鍵としているものも散見されるではないか。
宗教を、単に理性的でないものと排除していた時期がかつてはあったのだが、実際に様々な宗教思想(宗教哲学)に触れてみるとその奥行きの深さに驚くことも多々あるのだ。
宗教というものが現在まで存続しているという事実は、単に荒唐無稽なものではわりきれない「何か」があるのではないか?
そんなことを考える上で、井筒氏の著作は大変参考になるのだ。
この中には、昭和16年、昭和23年、平成元年の各論文が含まれている。
また、本書では初期イスラム史を取り扱っている。
さて、何故宗教に関する歴史などを読むのか? ・・・宗教に興味があるのか?
そんな問いを、自問してみる、答えはyesである。
それでは、何か宗教に所属しているのかというと、noである。
しかし、宗教思想と哲学の対立・序列については(本書の中でも少し触れているところがあるのだが)、とても興味のあるところなのだ。
宗教、例えば、キリスト教も、プラトンやアリストテレスなど、ギリシャ哲学の影響が残っているではないか?
また、哲学の中でも宗教や神話をその思索の鍵としているものも散見されるではないか。
宗教を、単に理性的でないものと排除していた時期がかつてはあったのだが、実際に様々な宗教思想(宗教哲学)に触れてみるとその奥行きの深さに驚くことも多々あるのだ。
宗教というものが現在まで存続しているという事実は、単に荒唐無稽なものではわりきれない「何か」があるのではないか?
そんなことを考える上で、井筒氏の著作は大変参考になるのだ。