哲学概説(桂壽一著)
本書は東京大学出版会刊行のもの。
もし、古典的な哲学書をこれから読もうと思ったいるならば、本書は丁度良いオリエンテーションになるのではないだろうか?
ちなみに、本書の構成は、第一部が「哲学概説」として、
第一章 哲学とは何か
第二章 知識の問題
第三章 存在の問題
第四章 文化と歴史
第二部が「概説哲学史」で、
第一章 ギリシャ哲学
第二章 ヘレニズム=ローマ哲学
第三章 中世哲学
第四章 ルネッサンス期の哲学(過渡期)
第五章 十七・八世紀哲学
第六章 十九世紀哲学
となっている。
哲学の各種問題提起と簡単な解説や、古代から19世紀にわたる哲学史の概説などなかなか興味深い内容であった。
私的には、第一部が面白かった。
そして、20世紀に著された哲学概説書だからだろうか、自然科学に対する哲学の位置づけをするところが、非常に興味深かった・・・そこに、著者の時代意識が見えるような気がした。
今まで、哲学書も斜め読みしていたので、今更ながら、(優れた)入門書・概説書の内容に感嘆する有様である、翻って考えれば、これはこれで幸せな境涯だとしみじみ思う。
もし、古典的な哲学書をこれから読もうと思ったいるならば、本書は丁度良いオリエンテーションになるのではないだろうか?
ちなみに、本書の構成は、第一部が「哲学概説」として、
第一章 哲学とは何か
第二章 知識の問題
第三章 存在の問題
第四章 文化と歴史
第二部が「概説哲学史」で、
第一章 ギリシャ哲学
第二章 ヘレニズム=ローマ哲学
第三章 中世哲学
第四章 ルネッサンス期の哲学(過渡期)
第五章 十七・八世紀哲学
第六章 十九世紀哲学
となっている。
哲学の各種問題提起と簡単な解説や、古代から19世紀にわたる哲学史の概説などなかなか興味深い内容であった。
私的には、第一部が面白かった。
そして、20世紀に著された哲学概説書だからだろうか、自然科学に対する哲学の位置づけをするところが、非常に興味深かった・・・そこに、著者の時代意識が見えるような気がした。
今まで、哲学書も斜め読みしていたので、今更ながら、(優れた)入門書・概説書の内容に感嘆する有様である、翻って考えれば、これはこれで幸せな境涯だとしみじみ思う。