人間の土地(サン・テグジュペリ著)
本書は新潮文庫版で読む。
「夜間飛行」とともに、この著者の本に出会えたのは幸せなことである。
(「星の王子さま」も良いけれども・・・・)
どうも、20世紀のとある時期に、「人間」というものが存在したらしい、それは、後世あまり言われなくなったが「実存」とかいうものにも関係があったようだ。
そのころの「人間」の記録を見ると、その「人間」は、何か大きな脅威と戦っているようなのだ。
ところが、残念なことに、その脅威は非常に強力で、「人間」は、だんだん衰退してしまった。
そして、21世紀の頃には「人間」は、ほとんど居なくなったしまったらしいのだ。
だから、そういう時代に残された記録は、後世の人には、何か神話性を帯びている様に見えたり、荒唐無稽に思えることがあるようなのだ。
そして、そういう「人間」の残した記録を読んでみて、彼らの行動を評価するも、果たして、それが、善いものだったか、それとも、悪いものだったのかは、今もって評価が難しいらしい。
ただ、あまりに、理屈だけで組み立てられた、文化や社会が、何か大きな事故をひき起こしたときに、かつて「人間」が居たことを思い出したりする人がわずかながら居るようなのだ。
「夜間飛行」とともに、この著者の本に出会えたのは幸せなことである。
(「星の王子さま」も良いけれども・・・・)
どうも、20世紀のとある時期に、「人間」というものが存在したらしい、それは、後世あまり言われなくなったが「実存」とかいうものにも関係があったようだ。
そのころの「人間」の記録を見ると、その「人間」は、何か大きな脅威と戦っているようなのだ。
ところが、残念なことに、その脅威は非常に強力で、「人間」は、だんだん衰退してしまった。
そして、21世紀の頃には「人間」は、ほとんど居なくなったしまったらしいのだ。
だから、そういう時代に残された記録は、後世の人には、何か神話性を帯びている様に見えたり、荒唐無稽に思えることがあるようなのだ。
そして、そういう「人間」の残した記録を読んでみて、彼らの行動を評価するも、果たして、それが、善いものだったか、それとも、悪いものだったのかは、今もって評価が難しいらしい。
ただ、あまりに、理屈だけで組み立てられた、文化や社会が、何か大きな事故をひき起こしたときに、かつて「人間」が居たことを思い出したりする人がわずかながら居るようなのだ。