110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

マーティンD-28という伝説(ヴィンテージ・ギター編集部編)

 本書は「えい(木偏に世と書く)出版社」刊行のもの、コメントをたまにいただくoteruさんが貸してくれたもの。

 で、私としては、もっと高尚な、そう講談社学術文庫とか、ちくま学術文庫の方が良いんだよね、こんな俗っぽいものなんかは本道ではないのだが・・・と、おお、ハカランダサイドバックヘリンボーン、このD-28は鳴りそうだ。
 というわけで、即読みと相成るわけだ。
 
 しかし、誤解しないでほしい、私は、どちらかというと小型のギターが好きなのだ、いかに王道とはいえD-28はもっていない、そもそも、主流派に対してはいつもアンチなのだ・・・とところで、マーチンは何本あったかな?そうそう、1959年の0-18に、1984年ころのOOO-28のハカランダがあるなぁ・・・って、立派な道楽じゃないですかぁ!!

 まぁ、世の中消費社会だし、こういう道楽で成り立っているのよ・・・って、何かいままでの論調と違ってきてしまった。
 だからって、100万円位だして、ヴィンテージ買う時代は去ってしまった。
 これからは、いかに弾くかに興味が移ってきたのだ(貧乏になったのだ)。

 そもそも、鉄源のギターは70年くらいが寿命らしいから、やはり、新しいものを手に入れて育てるということが必要であろう。
 しかし、新品買って、30年弾きこんだら80歳かぁ・・・何か、寂しいものはある。

 まぁ、今となっては見て楽しむ本かな?