本書は新潮社刊行の新潮日本芸術文庫の中の一冊、薄い本なのでのんびり読む(見る!)ことができる。
雪舟というと
水墨画のイメージを持っていたが、人物像や仏教画などもあることに少し驚いた。
当然、自分の好きな画題を書くことで食ってはいけないわけで、そういうリアルな側面を伺うことができた。
そして、現代の人なら、
雪舟の絵もその本物を見に行くという人が多かろうに、わざわざ小さく印刷された(この)一冊ですまそうという、自らの小物ぶりにあきれるともに、まぁ
昭和36年生まれという時代の影響を感じたりするのだ。
そう、昔の小さなテレビで十分夢が見れたのだよね・・・悲しいかな、こういうの?