110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

河鍋曉斎戯画集

 本書は岩波文庫版で見る(読む?)。

 河鍋曉斎と出会ったのは「地獄少女(アニメ)」のオープニングでの地獄絵なので、池袋の古本市で本書を目にしたときには既に手にしていた、本の状態や価格は決してお手頃とは言えなかったのだが。

 さて、読んで(見て)みるとその手腕にほれぼれとする、明治に入れば洋画風の題材も取り扱うことになるのだが、まったく違和感なく、いやそれ以上に自分の絵として表現してしまうのだ。
 恐るべし曉斎、ただしその戯画を楽しむ分には脅威は感じないのだが・・・