110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

ノンビリすいぞくかん(長新太作)

 本書は理論社「ナンジャコリャ童話館」の中の1冊、他に「ボンヤリどうぶつえん」と「ヘンテコどうぶつ日記」があある。

 先般紹介した「子どもの本を読む(河合隼雄著)に「長新太は凄い」と激賞していたので一度読んでみたかったのだけれどもなかなか古本屋さんにはなくて寂しい思いをしていたのだがついにあった。

 この人の作品はおすすめです。
 大人の人にもおすすめです。
 中年の人でもおすすめです。
 子どもに読ませずに自分で読もう。

 この飛び方は半端ではありません、このひとが1927年生まれということはすっかり忘れて読みふけろうではありませんか、自分の子どもがこの人の作品を読んでいることを知るとすごく心配されるかもしれません、でも大丈夫です、とても素敵な感性をもつことができることでしょう。
 
 一冊読んだだけでファンになりました。