三木清全集第9巻(三木清著)
本書は岩波書店1967年刊行のもの、第九巻はアリストテレスとソクラテスに関する著作を集めている。
桝田啓三郎が後記で「今日の若い世代の専門研究者たちの精緻緻密な顕微鏡的な眼で見られると、客観性を疑われるような点がないとはいえないであろうが」とあるが、著者のアリストテレスに関する論文などが引き金となり、その後、プラトンやアリストテレスの専門家となった者を排出したというその影響力は評価されるべきだろう。
私にとっては本書はわかりやすく読みやすい1冊であった。
専門家の方にとっては物足りない部分も多々あるのだろうが、まず題材に取り付くという点から見れば及第ということになろう。
さて、話は全く異なるのだが、三木清全集は冊割れしていると安価に入手できる。
本書は確か50円で入手した。
当然、その内容が悪いと言うわけではないのに。
それが、ある時、何故に安くなったのかという原因の1つに気づいた。
それは、著作権との関係のであろうか、三木清全集がPDF化されて公開されていることを知ったのだ。
私の性格からすれば極力紙の本で読むのだろうが、日本の誇る哲学者(少し時代は古めかしいかもしれないが)に興味がおありなら、この電子データを探して読んでみるのはいかがであろう。
その効果は?
それこそ読者次第なので請け負えないけれども・・・ね?
桝田啓三郎が後記で「今日の若い世代の専門研究者たちの精緻緻密な顕微鏡的な眼で見られると、客観性を疑われるような点がないとはいえないであろうが」とあるが、著者のアリストテレスに関する論文などが引き金となり、その後、プラトンやアリストテレスの専門家となった者を排出したというその影響力は評価されるべきだろう。
私にとっては本書はわかりやすく読みやすい1冊であった。
専門家の方にとっては物足りない部分も多々あるのだろうが、まず題材に取り付くという点から見れば及第ということになろう。
さて、話は全く異なるのだが、三木清全集は冊割れしていると安価に入手できる。
本書は確か50円で入手した。
当然、その内容が悪いと言うわけではないのに。
それが、ある時、何故に安くなったのかという原因の1つに気づいた。
それは、著作権との関係のであろうか、三木清全集がPDF化されて公開されていることを知ったのだ。
私の性格からすれば極力紙の本で読むのだろうが、日本の誇る哲学者(少し時代は古めかしいかもしれないが)に興味がおありなら、この電子データを探して読んでみるのはいかがであろう。
その効果は?
それこそ読者次第なので請け負えないけれども・・・ね?