110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

あんぽん(佐野眞一著)

 本書は小学館2012年刊行のもの、現在は文庫版もあるようだ。

 丁度、amazonのレビューを見たが結構いろいろな意見があるものだと思った。
 さて、本書を読んでいて、この本はほぼIT本というカテゴリーと関係ない内容なのはずなのだが、引用された孫氏の言葉が、つい先日読んだ「グーグル秘録(ケン・オーレッタ著:文藝春秋)」と重なっているところがあった。
 具体的にどうということではなくあくまで直感なのだが!
 
 まぁ、くだらない意見として上げれば、いわゆる携帯やスマホを含めた広い意味でのIT(既に古い言葉かな?)をこの日本で経営的にも論じれるのは孫さんぐらいしかいないのではないのかな?
 評論家としてとか、部分的に、例えば技術的に語れる人はいるかもしれない、しかし、それでは大きな流れは生み出せない。
 そういう面では稀有な存在として、そのような人がとりあえず日本にまがりなりにも足場を築いていることを考えてみる必要があるかもしれない(在日とかいうフィルターをこの際外してね)。
 残念ながら、マイクロソフト帝国(それは幻想であったのだが)世代の私としては、邪魔にならないように見つめることしかできないのだけれどもね。

 もう既に日本は日本人の国という幻想は崩れつつある。
 ほんの数年前はコンビニで外国人の店員がいると嫌だったが、今は下手な日本人よりも丁寧だ。
 そういう話ではないだろうって、さてどうかな?