110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

古本の前の持ち主の顔がわかることはあるのか

 例えば、蔵書印があってその印の持ち主を知っているなどということがあればわかるだろう。
 また、以前、本の間に、はがきがはさんであったことがあるが、その宛名の住所を尋ねて行って知る可能性もあるだろう。
 しかし、今回はちょっと違うのだ、結論から言えば、履歴書・証明書用の6枚組の写真がはさんであったのだ。
 ご丁寧に、1枚は利用したようで都合5枚分が残っていた。
 さすがに他人の顔写真をしおりに使うことは考えられないので、多分この写真の顔が持ち主なのだろう。
 しかし、当然のことながらこの人がどこの誰かは分からない。
 ちなみに、入手した本は面白かったので、一見若そうなこの男性の選択眼は結構確かなようだ。
 いや、男性に見えるが違うのか?
 いやいや、若そうだが、実は自分よりも年上なのか?
 斯様に、浅はかな想像はできるが、くだらぬ暇つぶしである。