110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

日本に殺されずに幸せに生きる方法(谷本真由美著)

 本書はあさ出版2013年刊行のもの。
 最初ちらと立ち読みしたら高齢者社会が悪いみたいな本に見えたので隙あらば批判しようと思って買って読んでみた。
 最初の方は隙だらけで「おいおい」と思ったが、結論が良いのでOKであった。
 著者には「違う」と言わるかもしれないが、結論は「自分でやれ」だ、表題が過激に見えるが、その実は日本という概念に縛られないこと、そして、自分の考えに従って生きることだ。
 まったく問題はないでしょう?
 がんじがらめで難しい人もあるでしょうけれどね。
 良くTVなどのコメンテーターで社会問題についてコメントを求められるたびに「それは行政の対処が・・・」なんて言っていると、それこそ「日本」の思う壺なんだよね。
 ただし、突っ込むところがあるとすれば、表題にある「幸せ」とは何だろうかということ?
 経済的なことなのかな?どうなのかなみたいなところが気になった。
 まぁ、良く考えなくても、日本は幸せな国だと思いますよ。
 あまりに平和なのでそういう感覚が麻痺しているのでしょうね。