「弱くても勝てます」(高橋秀実著)
本書は新潮社2012年刊行のもの。
開成高校野球部が甲子園にいけるかもしれないという前振りで始まる本書は結構面白い。
いわゆる、野球のエリート校のように潤沢な練習時間がとれない(とらない)彼らが勝つには、一点集中、打撃を強化し相手の隙をついて一挙に10点とってコールドゲームという手法だ。
「そんな無体な」と言われようと、彼らはこの手法でベスト16まではきていたのだ。
一考の余地はありそうだ。
そして、本書を読んでいると、彼らの驚くべき集中力や思考傾向が伺える。
私達、凡人は適当なところで妥協するが、彼らは問題点を追及し続ける。
残念ながら、高校生活中に開眼できない場合もあるだろうが、絶え間なくやり続ければいつかモノにしてしまうのではないかと思う。
現実に、彼らは、高校生の知力としては垂涎のものをその手におさめたのだから、不可能ではない。
本書を読んでいると、ふと、新規事業を立ち上げるにはこの野球部のような考え方が必要なのではないかと思った。
新規事業はもとより成功率が低い、その中で、甲子園(例えば株式上場)するには、その低い確率の中から勝ち上がる方法を考えなければいけない。
その時、隙あれば10点取る、コールドゲームにするという考え方は妥当性を帯びてくる。
最初は、興味本位で手にしたが、結論としては実社会で使える本ではあるまいかと思った。
あと、開成高校の生徒は自分の居場所を確保しているね、他人の意見に関係なく自分のペースで生活していることがわかる。
これは凡人にはできないことだね、特に年を取ったら無理だな・・・寂しいけれども。
開成高校野球部が甲子園にいけるかもしれないという前振りで始まる本書は結構面白い。
いわゆる、野球のエリート校のように潤沢な練習時間がとれない(とらない)彼らが勝つには、一点集中、打撃を強化し相手の隙をついて一挙に10点とってコールドゲームという手法だ。
「そんな無体な」と言われようと、彼らはこの手法でベスト16まではきていたのだ。
一考の余地はありそうだ。
そして、本書を読んでいると、彼らの驚くべき集中力や思考傾向が伺える。
私達、凡人は適当なところで妥協するが、彼らは問題点を追及し続ける。
残念ながら、高校生活中に開眼できない場合もあるだろうが、絶え間なくやり続ければいつかモノにしてしまうのではないかと思う。
現実に、彼らは、高校生の知力としては垂涎のものをその手におさめたのだから、不可能ではない。
本書を読んでいると、ふと、新規事業を立ち上げるにはこの野球部のような考え方が必要なのではないかと思った。
新規事業はもとより成功率が低い、その中で、甲子園(例えば株式上場)するには、その低い確率の中から勝ち上がる方法を考えなければいけない。
その時、隙あれば10点取る、コールドゲームにするという考え方は妥当性を帯びてくる。
最初は、興味本位で手にしたが、結論としては実社会で使える本ではあるまいかと思った。
あと、開成高校の生徒は自分の居場所を確保しているね、他人の意見に関係なく自分のペースで生活していることがわかる。
これは凡人にはできないことだね、特に年を取ったら無理だな・・・寂しいけれども。