110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

凄いやつに見えた

 昨日は、贔屓にしている東海大菅生が、私には格上と思った青森山田に快勝したのがうれしい。
 特に、投手は松本に眼が行くのだが、予選でも好投していた戸田が陽の目を浴びたのが事のほか嬉しい。
 多分、青森山田は松本を想定していたところへ彼が出てきたので戦い方を変えざるを得なかったのではなかろうか?
 本当に、戦うということは一筋縄ではいかにことだと痛感した。

 しかし、その一筋縄でいかないことをもっと痛感したのは、明豊と神村学園の試合だったね。
 12回の表に3点を上げて、その裏2アウトまで行きながら、4失点で敗北したわけだから。
 
 神村学園の最後のマウンドに立った金城は妙に印象に残った。
 12回裏、2アウトまで簡単に取ったのに、その後、同点にされ、最後は押し出しの四球を与えた。
 しかもその間、彼は常に淡々と投げていたように見えた。
 凄い「太いやつ」だとおもったね。
 でも、彼の内心は分からないので、本当のところはどうだったんだろう。
 

 追記:金城についてはこんなインタビューがのっていた。
 『土壇場に同点に追いついた直後の9回裏から3番手で登板。遊撃手兼投手というユーティリティープレーヤーながら、計測不能の超スローカーブや絶妙のフォークを決めて、80球を投げて力尽きた。12回裏2死走者なしから2連打を浴びた時点で「焦ってしまった」という。「それまで手を出していたフォークに(明豊打線が)手を出さなくなった。僕が3年生の夏を終わらせてしまった。申し訳ないです」。』

 2年生だから来年があるわけで、また颯爽とした姿が見れると面白いのだが、その時の背番号は15ではなくて、それらしい背番号であってほしいね(地元では厳しい非難を受けるかもしれないので心配だな)。