110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

良い記事でした

 Y!のリンクにこうあった「坂本龍一病床で音楽頭になく」
 坂本龍一が入院したのはわかるのだが、「音楽頭になく」とはなんだと読んでみた。
 正解は「病床では、音楽のことが頭にはなかった」ということだ。
 私は、「病床で音楽のことで頭がいっぱいになって泣いた」って言いたいのかと思ったよ。
 まぁ、さえない日本語が公然と蔓延しているよね、私たちも相当(日本語を)破壊した世代だが最近は徹底しているね。

BuzzFeed Japan」はあまりいいイメージはなかった、まぁ、上のリンクの文章をだれが考えたのかはわからないが、結構見せかけ倒れのものが多いというイメージだ。
 だが、今回は良かった、感動したよ、でも、それはインタビューの相手が良かったんだね。

 坂本龍一 死を垣間見てわかったのは、意外なことだった
 https://ex.yahoo.co.jp/buzzfeedjapan/ashitano-interview/14.html

 この記事の筆者は記事の中で「この記事の筆者である私の父は73歳。現在、脳に病を患っている。改善は見込めず、日ごとに体の自由がなくなっていく父を見て思う。」それは「自らの「死」を垣間見た時、人は何を考えるのか? 」ということを知りたいらしい。
 坂本さんの記事を書いたのは良いことだけれども、苦言を言えば、本当はあなたの父親と正面から向き合うことが大事だと思うよ。
 父親と話ができるのならばすればよい、それが筆談であろうともね、当然いやなら拒否もできるしね、まぁ、そうすると、本記事の下心は、結構下品かなぁいうことになるんだろうけれどね。
 私は、母親の介護していて思う、自分は、彼女のように不自由ではないけれども、寄り添って面倒見ながら何か得るものがあるんだよね。
 筆者の父親の介護を(施設に預けるとかでなく)することになれば、坂本さんのインタビューよりも相当面倒くさいことになると思うけれどもね。
 しかも、物書きなんかできなくなるかもしれないけれども、得るものがあるとは思うよ。

 頭で考えるだけではわからないこと。