110円の知性

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福田氏処分される…続報

財務省>福田前次官の減給処分発表 セクハラ行為を認定
4/27(金) 16:53配信 毎日新聞
 財務省は27日、セクハラ疑惑で辞任した福田淳一事務次官について、セクハラ行為があったと判断し、減給20%・6カ月の懲戒処分相当とすることを発表した。支払いを保留している約5300万円の退職金から差し引く。
 財務省によると、福田氏は今月4日にテレビ朝日の女性社員と1対1で会食したことは認めたが、セクハラ行為は否定しているという。しかし、福田氏がテレ朝側の発表内容を覆すに足りる反論・反証を提示していないため、セクハラ行為があったと認定した。
 27日午後4時半から記者会見した矢野康治官房長は、「行政の信頼を損ね、国会審議にも混乱をもたらしたことは誠に遺憾」と陳謝した。【岡大介

 詳しくは、少し前の「福田氏処分される」を参照のこと。 
 まずは「福田氏がテレ朝側の発表内容を覆すに足りる反論・反証を提示していないため、セクハラ行為があったと認定した。」時間切れで処分を遂行したということだね、巷からは忘れられてしまうかもしれないけれども、裁判を起こして場合その判決いかんではこの処分自体が揺らぐ可能性があるということだね。
 そして、「減給20%・6カ月の懲戒処分相当とする」ということは、先ほどのやつから引用すると「ウ 相手の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞等の性的な言動を行った職員は、減給又は戒告とする。」に相当しそうだ。
 すなわち、「イ」ではないのだ。
 ちなみに、イ 相手の意に反することを認識の上で、わいせつな言辞、性的な内容の電話、性的な内容の手紙・電子メールの送付、身体的接触、つきまとい等の性的な言動(以下「わいせつな言辞等の性的な言動」という。)を繰り返した職員は、停職又は減給とする。この場合においてわいせつな言辞等の性的な言動を執拗に繰り返したことにより相手が強度の心的ストレスの重積による精神疾患に罹患したときは、当該職員は免職又は停職とする。
 福田氏は辞めさせられる程の事はしていないとの判断だという判断だね。
 この判断には財務省とテレ朝のそれぞれ弁護士が関与しているという記事がどこかにあったような気がするのだが、そうすると、今までの報道騒ぎは(重ねて書くが)いかがなものだったのだろう?

 何回も書くが、これ「騒ぎすぎ」であり、大手のマスコミであろうと何だろうと不当に関与した報道関係は「やり過ぎ」だ。
 これに加担して、過度に行動した政治家もおかしい、少なくとも冷静ではない。
 ただし、政治家さんにも、一つ抜け道はある「私のこのセクハラ糾弾について、福田氏の名前や事件に一つも触れていない、いわゆる一般論で行動した」という人だ(そんな先見性のある人いたのかな?)。

 ここでの見解は(たかがブログなので)か細いだろうから表に出ないだろうけれども、明らかにおかしいよ「日本」。
 ポピュリズムが極まったあげくの「狂気」に見えるのだがね。

 もう少し足元を固めてからでも良さそうだが、福田氏は、過剰に非難したすべての報道関連を訴えられそうだね。
 私は、一連の流れで辻褄を合わすために、テレ朝の担当者が精神疾患に陥り退社したというところまで(それが事実ではなくとも)行くかと思ったよ、きちんと道理を合わせるにはね。