110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

砕かれたハリルホジッチ・プラン(五百蔵容著)

 本書は星海社新書2018年5月に刊行のもの。

 ハリルホジッチの解任はやっぱり解せない、という人が多かった時に合わせて出版されたものだろう。
 なんとも言いようのないロシアW杯の日本代表が(方法はどうあれ)予選を突破したので、ハリルのことは世の中一般では(ほぼ)忘れ去られているようだね、だから、本書が100円棚にあったのだろう(ひどいもんだけれど、個人的には得した)。

 本書を読むと、ハリルはしっかりしていることに気づいた。
 彼の要求水準に達しなかった日本選手(団)が、「コミュニケーション問題」として排除するしかなかったのではないのかな?
 彼はやっぱり凄いと思うよ、でも使いきれなかったんだね、時期が早すぎたのかな。
 なでしこ(女子)は、世界を一度は制することができたが、男子の方は未だ道が遠いのかもしれないね。