110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

安田純平さんの事象について

安田純平さんの救出について、トルコとカタールの国名が出てきた。

 彼は、シリアの反政府「旧ヌスラ戦線」に誘拐されたということだが、国枝昌樹著「シリアの真実」などを読むと、今現在のこれらの国の立場はとりあえず留保しても、かつては、反シリア勢力を支援していたのではなかったのか?
 という疑問がある。

 中東における、内戦について、国連決議などを梃に、人道的という名目で軍事介入するケースが20世紀後半からしばらく続いていた。
 内紛のエスカレートさせ国そのものを荒廃させる事例がすでにいくつも目の当たりにあるのだ。
 安田氏が生還したことは喜ばしいことかもしれないのだが、その裏に何があったか、いかにも善人面した言葉の裏になにがあったのか、きちんと説明するマスコミも出てきてほしいものだと思った。
 私は、この国に居て明らかに「平和ボケ」だが、それでも、今回の件は、外交というわけでもない、なんか得体のしれないパフォーマンスのように見えてしまった。