110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

日本人は民主主義を捨てたがっているのか?(想田和弘著)

 本書は岩波ブックレット2013年刊行のもの。

 結論から言えば、既に日本は民主主義ではない、少なくとも現政権では、これはどうしようもない。

 また、本書でも取り上げられている「憲法改正」については、現自民党案が採用されるのならば、戦前生まれの母親が亡くなるまではささやかながら反対を通す。
 それ以降は私が耐えれば良いので…まぁね?

 2012年の自民党改憲案は著者も指摘している通り、(一応条件らしいものは書いてあるのだが)その実、首相に絶対的な権力をもたらしてしまうものであり、こんな憲法を制定したら、たぶん、世界の笑いものになるだろう。
 この改憲案みると、北東アジアがきな臭くないといけないという下心が見えてくる。
 悪の枢軸北朝鮮みたいなね。
 どこかの国でやったことを日本でもトレースしたいわけだ。

 米朝会談が物別れになって実は安心したのは日本政府ではないのかな?
 まぁ、それが本当ならばいやなやつら(日本政府のことね)だ、あの朝鮮戦争の本当の解決はやはり実現してほしいからだ。