110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

神代万年橋跡(青梅街道)

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これも、青梅街道を歩いていて見つけました。
調べてみると、二俣尾1丁目・日向和田3丁目のあたりのようです。
ただ、この時は先を急いでいたので、下に記された「橋台」は見つけられませんでした。
(残念)

「市指定旧跡 神代万年橋跡
 神代万年橋はいつ築かれたかは明らかではないが、北岸の村々(青梅村・日向和田村・二俣尾村)と南岸の村々に、御岳山参詣者にとっても欠かせない橋であった。また、万年橋とは一年中往来できる橋という意味と考えられている。
 文政三年(1820)に書かれた「武蔵名勝図会」(むさしめいしょうずえ)に次のように記している。
「下村橋とも唱え、或は永久橋とも号せり、日向和田と二俣尾と両地の堺にあり。街道附きにて、玉川通路の橋なり。両岸より大木を投げ渡して、柱なく組み上げたり。長さ十九間。幅三尺余。水際まで四丈許。下村、日影和田、二俣尾、日向和田と四ヶ村普請(ふしん)なり。常に牛馬を通ぜず。ー中略ー御岳山参詣のもの多くは青梅村へかかり、夫よりこの橋を越えて、下村、柚木、御岳を行くを順路となす」。
 神代万年橋は奥多摩町梅沢万年橋、御岳万年橋と共に江戸時代に多摩川に架けられていた橋であるが、現在も川岸に橋台がが残り往時が偲(しの)ばれる。
昭和二十八年十一月三日 指定
青梅教育委員会