110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

桃の里の歌碑(青梅街道)

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「海禅寺総門」の画像を良く見ると、2枚あるでしょう?
 そのうちの下の方がこれです。
 なんとなくアバウト(失礼)で面白いですね。
 (これは、以下解読しなくても読めますね)

「桃の里の歌碑
 花を見てかへるといはぬ人はなし
  たもとを桃のにしきたちきて 逍遥院内府公
 春の日のひかりもそらにみちとせの
  名におふ桃のはなの下陰 桑門浄月
 立ちよりてあかぬ色香や花のなの
  ももたびちたび春あふとも 中原典則
 みちとせの春をふくみてこのさとに
  花のにしきのをりはて見ゆ 青木維吉
 
 逍遥院内府公とは三条西実隆のことで、室町時代の京都の公家、歌人、歌の学者
 桑門浄月は市内谷野真浄寺の住職で和歌、俳諧に長じていた。
 中原典則は本姓は根岸といい、和歌、国学等に秀で、江戸時代の青梅文芸興隆期の中心の人
 青木維吉については不明
 建碑年代、由来とも不明
 平成三年三月三十日
 青梅市教育委員会