110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

西行花伝(辻邦生著)

 「ローマ人の物語」を一生懸命読んでいた時に、Web検索していると「背教者ユリアヌス」という本が存在しているのを知った。
 その後「ローマ人の物語」の中にも掲載されている事を合知り、辻邦生という作家に興味を持った。
 まだ「背教者ユリアヌス」は手に入れられないが、その作風を知りたいので読み始めたのが、この本だ。
 
 本書は、私にとっては難しい本だ、特に、歴史観や仏教観が自分の認識と違うので、戸惑っている。
 小説の仕立てとしては良いのかもしれないが?
 本書が「谷崎潤一郎賞」を受賞しているならば、自分の読込みが甘いという事だろう。
 まだまだ、修行が足りんという事か。