NHKスペシャル「全貌 二・二六事件~最高機密文書で迫る~」
NHK不要論が現在はあるようだが、このスペシャルは普段TVを見ない私も見てしまったくらい秀逸であった。
この結末については、既に識者の中にはご存知の方もあるのではないかと思うのだが、それにしても、歴史とは、良くも悪くも、普通の人間の想像をはるかに越えるものだと痛感する。
いわゆる、政治談議はいかようにもできる、しかし、重要な判断が自分の裁量に任されたときに後世から振り返ってみて「正しい」とされる選択がなされるのかと言えば、それはまさに運を天に任せるという類のものかもしれない。
二・二六事件ですら今やっとこの程度の情報開示という現状を考えると、あの(15年)戦争終戦時に、実際にどのようなこと(密約など)が起こったのかは、私の生存中にはわからない事なのかもしれないね。
未だに自民党が与党で存続している状況では、(もしあるなら)その汚点を公開する可能性は薄いはずだ。
自民党の長期支配ということ、それは、悲しむべきことなのか、はたまた、喜ぶべきことなのか?
真実を知るという見地からは不利ではあろう、知らずが仏と言えばそれもある意味幸せではある。