110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

中京高等学校の戦略(ビジネスプラン)?

準々決勝で先ほど勝利した中京高等学校について、確かに、以前にもあった仕組みなのだが、今回それを実用的になおかつ有効に活用していることが目に付いた。

それは「一人の選手が複数のポジションを守ることができる」ことだ。

中京高校ではそれを投手に活用している。

今回負けた作新にしてもそうなのだが、例えば、(その投手は未だ)下位打線や左打者を抑えることができそうでも、戦況が悪化すれば交代させる選択しか基本的にはない。

それは、未だ投げられる投手の可能性に見切りをつけることになる。

ところが、中京は、一時的に、外野や内野を守らせておいて、その後再びマウンドに上げることができる。

しかも、1人ではなく2人でこれができる。

結果として、有力な選手(資源)を上手く使っていることになる。

短期決戦ならば、星稜の奥川のような超逸材がベストな体調で臨むのが最善だが、この(相当緩和されたとはいえ)過酷な夏の甲子園ではこういう中京高校の戦略(他校ではすぐには真似のできない)が有効になるのかもしれない。

ビジネスプランと言えば語弊があるのかもしれないのだが、やはり、優れたビジネスプランだと思う。

実は(中京の)元君は、最初見た時嫌な奴だと思ったんだけれどもね、何試合か見てくると彼も規格外の選手の一人だと気づいた。