110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

清沢洌評論集

 本書は岩波文庫版。
 先ごろ、岩波文庫版の「暗黒日記(抄)」も読んだが、戦前のジャーナリズムということを感じさせない鋭い視点に感心した。
 この先わが国がどのような状況に陥るかはそれこそ不明なのだが、窮地に陥り極端な政治方針を打ち出さないとも限らない。
 その時に、振り返るより所として、清沢洌の言う「リベラリズム」の考え方があると思うのだ。
 未だ2冊でしかないのだが、この著者の本を読めたことはうれしい。