110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

手取り14万円発言

以下の題名の記事があった。

12年勤務して手取14万円「日本終わってますよね?」に共感の声 「国から『死ね』と言われているみたい」「日本はもはや発展途上国

https://article.yahoo.co.jp/detail/4499ea6f58e1f327abf85cfd395a1cab97dbb07b

 

少し前に、別に貧乏でも良いという趣旨の発言をしたので、この手取り14万円でも衣食住が確保されているのならば、(そして、老後きちんと国が保証できるならばというのがいやらしい仮定だが…)構わないと思うんだ。

問題は、経済を活性化するという風潮が表に出てきていること、最近聞かなくなったと思う言葉に「アベノミクス」というのがあったよね?それで、国民の皆様も経済的に潤う・・・ように思っていたのではないかな?

でも、潤ったのは、企業と一部の資産を持っている個人(どちらかというとお金持ち)なのではないかな?

どうしてこうなるのか、できの悪い頭で考えてみた。

国としては、やっぱり税収は増やしていかなければならない、理想は国の力をミクロなレベルで向上して一人一人の収入(所得税)を上げていければベストだ。

しかし、それには時間が相当掛かる、下手しなくとも20年とか30年掛かるのではないかな、それくらいかけて教育も荒廃させたしね。

だから、マクロ(私的には「おおざっぱ」という意味)で対応したほうが短期的に効果がでるはず・・・と思ったのではないかな、政治家や役人は。

だから、円安に持って行って特にグローバル化した日本企業の利益を増やして事業税を稼ぐとか、株式を高値に持って行って金融所得の税収を上げるとか、(あの)バブルっぽい状況を出現させて地価を上げて、建設業や不動産関係を好況化したりしたのではないのかな?

たぶん、昭和の時代では成立しなかったと思うIR(バクチ)も、とにかく短期的にはお手軽に利益が上がるし、国がコントロールできる施策だと考えると納得してしまうんだよね。

ちょっとだけ脱線するけれども、今日はこんな記事があった。

すぐY!のヘッドラインからは消えたけれども、これは(珍しく)良い施策だね。

高所得者の介護負担を引き上げへ 月額上限2~3倍に、厚労省

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6338599

 

消費税率の引き上げもあったけれども、国の屋台骨は相当疲弊しているようだね、骨粗鬆症的状況ではないのかな(災害からの復旧が遅く感じるのもこのせいかもしれないね、地方(自治)が疲弊しているのではないのかな)?

でも、政治の方は経済を高く掲げ金融緩和をしまくってきたし、これからもやるつもりのようだね、どこかで、(神風が吹いて)景気が大きく回復すれば良いけれども、どうなのかな?

中国とか嫌いな人もいるけれども、やはり、相当経済的にも頼っていることを考えるとどうかな、現状としては?

今世紀に入って産業構造が、内需、そしてサービス産業化が常態なので、そもそも、給料は管理職・専門職以外は低くなってしまう。

円安誘導は、相対的に国の賃金を下げることになる、国内にいると分からないけれども、海外に行けば日本は物価の安い国となってしまう。

だから、輸入品が増えれば相対的に価格が高くなる。

貧乏になるのも致し方ないよね。

そうそう、ここまで書いてきて、なにも、下手な分析をする必要はないことに気づいた、資本主義って格差を助長するシステムなんだよね。

アメリカがその典型だと思うんだけれども、日本もその師を見習って、アメリカ的な国に変化したということ、ただそれだけなんだよね。

一つ違うのは、日本は、アメリカみたいに戦争できないんだよね、ひとつの清算手段としてはね。

とすると、憲法改正とは・・・いやいや、それはないよね?

そのとき、私は反対票を入れるけれどもね。

あれま、相当脱線してしまった。