110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

新型コロナウィルスは今だから厳しいのかもしれない

今回の新型コロナウィルスが過去のある時点で蔓延したらどうだろうか?

という思考実験は興味あるところだ。

残念ながら、そういう考察には多様なデータが必要なので私には荷が重いのだが、直観的に考えると・・・

 

最盛期の日本だったら?

まず中国からの渡航者が今よりもはるかに少ないので、最初の感染者の規模が小さい、発端は中国駐在の日本人からだろうが、直ぐに隔離されるだろう。

終身雇用のサラリーマンが多いので給与の減少はあるが、今のようなフリーランス対策はほぼ不要だろう、また、専業主婦も多いので、学級閉鎖にも現在ほどの危機的な状況にはならないだろう、経済的には凄く余裕があるので政府もこの時は公然と大判振る舞いができそうだし、希薄になってきたとは言え、ご近所関係もまだ生きているので、上手い事近所同士で助け合っていけるところもあるだろう、もしかすると、ほとんど民間の力でこの危機を乗り越えてしまうかもしれない、まぁ、買いだめの被害は当時も発生しただろうね、そうそう、今よりも国民の年齢が若いしね。

まぁ、こんなことを考えていくわけだが、いかがだろう?

 

現在はこういう状況に対して、それぞれの世帯が孤立している状況なので、いきおい、政府など行政対応にほとんど依存することになる、雇用形態もすぐに首を切られるような状況の人が増えたし、隣組なんていうのは死語だろうし、そうそう、中国からの人の流入も比べ物にならないくらい多くなった、更に、経済の中国への依存度も飛躍的に大きくなった、財政も数字の上では世界的に未曽有の赤字だし・・・と、本当に、これが数数十年の差なのかと思ってしまった。

 

まぁ、仕方ないよね。

 

江戸時代だったらどうか、何ていうのもあるけれども、これはもう蔓延したら、ひたすら耐えるしかないよね、多分ね。