マイナンバーを利用した現金給付の迅速化法案が通過しにくいわけ
「口座内容把握せず」政府・与党、懸念払拭に躍起
https://news.yahoo.co.jp/articles/77f95562ec0f0cec80f662e8bd23727d4fd46efc
今回の現金給付の実情を考えても、このような対応に対しての国民の理解はある程度以上にあると思う。
この記事を読んでみてもそうなのだが、この法案の有効性はわかるのだ。
しかし、以前より、様々な形で国や省庁のネットワークのセキュリティのお粗末さを見ている、多くの国民が「法案の前にやるべきこと」としての、政治家や公務員のネットワークセキュリティの熟達度の向上を嘱望していることに気づかないと議論はかみ合わない。
重要な情報を、子どもや猿に任せるわけにはいかないのだ。
多分、私よりも、ネットワークセキュリティの知識のあるエンジニアならば、なおさら危機感を持つと思う。
国家として、紙ベースのセキュリティについては省庁の結束によって(歪な形かもしれいのだが)守られているようだが、今回のウイルスと同様、見てわからない電子データについては素人同然のの国家機関なのだから、この法案をきちんと通したければ、民間のセキュリティに定評のあるシステムインテグレータ主導で電子データの保守を任せるくらいの度量が無いと、現状ならば、そのまとめたデータはいつか誰かに根こそぎ盗まれる可能性が高いと思う。
そういう、ネットワークの基盤についての議論がないのならば、相当怖い法案であることは間違いが無い、繰り返すが、子どもが大人の振りして、とんでもない、重要な議論をしているようなものだ。
いやいや、今は子供の方が下手な大人よりも物事を知っているって・・・じゃあ、将来に関することだから子供達に決めてもらおうかね、あそこの人たちよりは良いかもしれないね?