110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

いまさらながら新型コロナウィルスの所在をはっきりさせる努力はして欲しかった

人員的、経済的、その他政治的、理由などから、日本では、コロナウィルスの感染者の特定を後手に回してきている。

また、東京都では顕著だが、どこで、感染者が発生したかの情報が、例えば、「夜の街」というあいまいなくくりで終始している、明らかなクラスターが発生した時に病院名などが出ることもあるが、そのタイミングも、明らかになってからの報道だから後手だ。

 

何故、こんなことを改めて書いたのかと言うと、

「先の見えない恐怖を味わった」ー濃厚接触を避けられない訪問介護の現場から

https://news.yahoo.co.jp/articles/8a09c93f2b47777ef098d8505fe9f1dfc45f1d6b

という記事を読んだからだ。

 

介護施設もいつどこから感染者が立ち入るかわからないという問題を抱え続ける事になるのだろうが、実は、これが上記、感染者の分布と状況に関する情報開示の問題なのだ。

私は、母親を自宅介護している、だから、私にとっては、今も「自粛中」で「東京アラート」も解除されない。

何故か、未だに毎日20人程度の感染者が報告されているのだが、どこで発生しているのか、感染者はどの地域に居住していて、その地域の感染危険性が上がっているのかが、「全くわからない」からだ。

個人のプライバシーがどうのこうのというならば、例えば「感染者A」の表示で、「どこそこに在住していて自宅療養、サポートがないので、単独で近くのスーパーやコンビニに買い物に行く可能性がある」程度の情報は流して欲しい。

私が、自粛を解除できないのは、単純に新宿区に住んでいるから「夜の街」が区域内にあり、その関係者とニアミスする可能性が拭えないから。

そして、感染は接触者数とある程度の比例関係にあり、今日明日感染しなくとも、3か月、6か月、1年と、ウイルスが根絶されない限り、感染確率が上がり続けるからだ。

だから、都は、東京アラートなどという名目を付けて、勝手に発動し勝手に解除したが、要は「行政の介入(自粛要請…よく考えると変な言葉だ)は止めます、自己責任で自衛してください」ということを「新しい生活」という言葉で飾っただけに過ぎない。

現在もそうだが、どんどんステージの解除が行われている、しかし、都民としては行政が何を解決してこういう措置に出たのかはまるっきりわからない。

どちらかというと、忙しいので、もう無理ですと言っている様にも思う。

都は、きちんと、「経済的に成り立たないので、中途半端な状況ですが、様々な感染予防策を解除します、それによって高齢者などに被害が出るかもしれませんが、政治的な判断ですので、ご容赦ください」と言えば良いのにね。

でも言えないよね、そうなれば、都知事選に現知事は出馬できないよね?

そういう、中途半端なことはやめて欲しいけれどもな…!!