110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

それぞれ違うだろうけれども、我が家の介護

自粛になっても、それが解除されても、我が家はあまり変わらない。

そんなことを、細々と書いてきた。

確かに、通っていたディサービスの近くでクラスタが発生したときには、相当焦ったのだけれども、高齢者の母親が感染して重症化する危険性はわかるけれども、防ぎようはなかったので、そのディサービスが営業自粛したのに伴って、他の施設に変えたぐらいで、やはり、大きな変化はなかったと思う。

そして、今後もあまり変わらないと思う、私は、高齢者の介護は、あまり大きな生活変化をさせない方が良いと思っている。

若ければ意識しないと思うのだが、皆、少しづつ衰弱していく、高齢者は単に衰弱の度合いがかなり進んでいるというだけの話でしかない。

だから、大きな変化への適応能力が衰えていると思うのだ、そのためには、静かに生きれば良い、それが現在の自粛と重なったのだろう。

ただし、それでも、日々少しづつ変化していく、重ねて言えば、衰退していくのだ。

10年前は台所に立って料理をしていたし、車椅子も必要ではなかった、それが、入院して手術をしてみたり、家の中を改装して車椅子生活ができる様にしたりと、大きく変わったことは確かにあるのだが、それでも、なるべく性急な対応は避けていられたことが良かったのではないかと思っている。

家をバリアフリー化した直後は、本当に必要だったのかと疑ったのだが、それから1年経ったらそれが普通になってしまった。

だから、介護者としては、少し、(住環境など)対応の先まわりをしつつも、本人には緩く接していければ良いのではないかと思う。

そして、これは残酷なことだが、いつ施設に入ってもらうかと言う、切り分けの条件を、常に考えていくことも必要ではないかと思う。

この界隈で、当家は早くから介護状態になった、介護保険の申請も早かったのではないかだろうか、それが、ここに来て、周りの家が急速に老け込んできたことを自覚している。

周りの方々は、余りに、対応を急ぎ過ぎたのではないのかな?

それとも、放っておいて、悪化させたのかな?

それは、各家庭ごと、それぞれの事情があるのだろう。