110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

施設の責任はどこまで問えるのだろう?

news.yahoo.co.jp

現実問題として、今介護している母親が明らかにヘルパーさんや施設で感染したら、どうするだろうと、考えてはいる。

まず第一は、自分も含めて感染させないように努めることだね。

ヘルパーさんへの同情が上位のコメントでは多いようにお見受けしたのだが、当初の混乱期の事件なので難しい状況なのだが、今ならば、ウィルスについての知見(高齢者の致死率の高さ、無症状で感染拡大すること、など)も積み重ねられてきたので、感染が疑わしい場合は、該当者を休ませて代理の者を行かせるのが妥当な対応だろうね。

記事を読んでいると、感染初期の混乱した時の事件のようなので、微妙な判断になると思う。

 

追記 このコメントを読んでいて、介護に対する一つの考え方が現れた。

それは、「家族が介護するのが当たり前」だということだ。

厚労省も実は「介護は家族で」行うという方針を打ち出している、当然、介護保険などの社会福祉費用が多額になるに従い、家族が介護することで実際の費用を埋没させる効果はあるからだ。

しかし、女性の社会進出を(国が)促進することや、少子高齢化の影響か子供世代で介護をしない(できない)と決めている人が増えるなど、家族が介護をすることが現実的ではない状況も現れてきている。

だから、全体的な傾向としては、介護は家族がしない(できない)という方向へ向かっている様にも思うのだ。

そのために、施設の利用が促進されるのならば、やはり、責任問題は浮上してくるだろう。

すでに、超高齢化社会の我が国では、現実的な対応として、こういう施設に対して本件のような事件があった場合に対する保険を用意すれば良いのではなかろうか?

そう、自動車保険のような仕組みにすれば・・・

介護にかかわる施設の数は相当数あるので、加入を義務化して、相互扶助の形で、一定の金額を家族に支払うようにすれば良いのではなかろうか?