110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

稲葉清右衛門さん死去

 稲葉清右衛門さん死去 95歳 ファナック創業 筑西市(旧明野町)出身
10/6(火) 21:33配信
工作機械大手のファナック(山梨県)の事実上の創業者で名誉会長の稲葉清右衛門(いなば・せいうえもん)さんが2日、老衰のため死去した。95歳。筑西市(旧明野町向上野)出身。通夜祭と葬場祭は近親者で行った。後日、同社主催の「お別れの会」を開く。カリスマ経営者として同社を一代で世界的企業に育て上げた。
1946年に東京帝国大(現東京大)卒業後、富士通信機製造(現富士通)に入社し、下館工場に配属。その後、工作機械などを操作する際に使う数値制御(NC)装置などの開発を主導した。72年に富士通のNC部門から富士通ファナック(現ファナック)が分離独立し、専務に就任。75年に社長に就いた。
「厳密と透明」を会社経営の基本とし、コンピューター数値制御(CNC)装置や産業用ロボットを手掛ける世界的企業に育て上げた。1989年には筑西市内に筑波工場を建設し、ロボットやロボドリルを生産。現在同市内では工場敷地を約60ヘクタールにまで広げ、有力な生産拠点にするなど茨城の経済へも大きな役割を果たした。
95年に会長、2000年に相談役名誉会長に就き、05年から現職。これまで紫綬褒章藍綬褒章、勲二等瑞宝章などを受章した。首都圏で活躍する茨城県出身者らで組織する茨城県人会連合会では会長や最高顧問を務めた。精密機械工業技術の進歩に貢献したとして、05年に明野町名誉町民。現在は筑西市名誉市民。
茨城新聞社 

未だに世界に君臨して揺るがない日本企業の創業者、しかし、製造業に携わる人にしかわからない分野とも言えるので、世間の注目度の高さによって、現在の日本国民の意向(動向)を伺うことができるかも知れない。

また、凄い人が一人亡くなられた、ご冥福をお祈りいたします。