110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

私はコストカットだと思っていた

岩波文庫も結構読んでいるので知ってるつもりでいた。

岩波文庫の「天」がふぞろいな理由、実は「おしゃれ」 「コストカットだと思ってた」と驚きの声
3/24(水) 17:59配信 ねとらぼ
 岩波文庫岩波新書の「天(本の天面)」には、なぜふぞろいな段差があるのか? 製本ミスやコスト面の都合ではなく、意図的にそうしているという公式のツイートが注目を集めています。実はおしゃれ目的。
 岩波書店公式Twitterによると、あのふぞろいな天は「アンカット」と呼ばれる製本手法によるもの。フランス装風のしゃれた雰囲気を出すために採用しているそうです。地(本の下面)と小口(本の開く側)と同様に、天も整えたほうが高くつきそうなものですが、アンカットの場合は紙の折り方やそろえ方に工夫が必要で、かえって製本にコストがかかるのだとか。
 リプライには「コストカットだと思っていた」「『返本になったときに天をカットしてきれいにして再出荷する』説を信じてしまっていた」と驚く声が多数。「本棚から指をかけて引き出すときの感触が好き」「昔から気になっていたが、デザインと言われると急に味があるような気がしてきた(笑)」など、さまざまな反応を呼んでいます。
 この話題には、同じくアンカットを採用している新潮文庫も、「この風格のすばらしさ、広めてまいりましょう」と反応。同社の場合、スピン(しおりひも)をとじ込むうえでも重要なのだそうです。
・参考:「新潮文庫のささやかな秘密。」(ほぼ日刊イトイ新聞)