110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

東京都340名で、重症者は68名(+7)、死者は0名、首都圏798名、全国比29%

例えば、東京都が新規感染者数の数を意図的に調整しているとして、まったく、情報がでたらめかというと、そうではなくて、例えば、毎日比較すれば、増加傾向とか、減少傾向とかいう傾向性はわかるし、同様に、独自の算定だと言われても、重症者数の日々の数字を追えば、傾向はわかるはず、そして、死者数は、ごまかすのが難しいと思うので、そういう、足がかりをもとに、判断していけば良い。

さらに、この重症者数や死者数を、例えば、大阪府の数字と比べてみると、いかに、抑えているかがわかる、人口比(東京都1400万人、大阪府880万人)を加えれば圧倒的だ。

マスコミでは、街に繰り出した人の状況しかわからない、自粛している人はカメラに捉えられないということを考えると、このカメラに映らない人たちをどう調べるかがもしかすると、マスコミの本領なのかもしれない。

たぶん、そこに、東京都の数字のヒントがあるかもしれないね(いちおう、捏造でなければね)。

毎日、毎日の数字を、まったくの新しい情報だと錯覚して、直感的に、多いとか、少ないとか、判断するよりも、パズルのピースを組み合わせていくような感覚で取り組んでいけば、実態から大きくずれないで、全体像を把握ができるのではなかろうか?

ちなみに、先が見えないと言う人もいるが、高齢者は、7月末、早ければ、6月中にワクチンの接種が2回終了するので、感染・重症化リスクは大きく減少しすることを考えれば、人口の1/4程度は7月にはめどが立つと言えよう。

若年層でワクチン接種がいつになるかわからんと嘆く人もいるが、彼らと同じ年代で、我々は重症化リスクが低いから、関係ないと豪語している人もいるので、まずは、そういう人を(世代内で)上手く抑え込まないと、矛盾が生じることになるので、マクロ的な判断では、後回しになってもあまり文句は言えなさそうだね。

本日の数字では、絶対数は下がったのだが、高齢者の新規感染者数(43名)の対全体比率が13%なのが気になるところだ。

追記(2021/5/25)高齢者層1/4へのワクチン接種は、重症化から死に至るリスクが若年層の数百倍程度あることを考えるとその恩恵は人口比率以上のものと予想してもよいのではないか?)

死者は出ないが、重症者が増えたのはいやなところだ。