2007-07-15 非-知(ジョルジュ・バタイユ著) 読書 #読書 哲学を極めていけば行くほど、また、知を求めれば求めるほど、非ー知に近づくという論理。 何か、ニヒリズムに到達しそうだが、バタイユ自身は、其処に陥る気配も無い。 例えば、禅でいう悟りと同じく、相矛盾する中で生まれてくるものがあるのだろう。 その「極限」を言葉で伝える事の、難しさやもどかしさが伝わってくるような本だ。 だから、サルトルでもハイデッガーでもなくニーチェなのだろうか? 機会があれば「内的体験(無神学大全)」も見てみたいと思う。