哲学の最前線(冨田恭彦著)
本書は講談社現代新書版1998年ですので、表題のように最前線であるかは、読まれた方の判断に任されているのでしょう。
三部構成で、第一章は「アメリカ哲学の中の『解釈学』」第二章が「指示理論をめぐって」第三章が「連帯への道」となっている、本書の特筆はアメリカの哲学を取り上げているところだ。
アメリカにも哲学はあるだろう、でもヨーロッパのような(フーコーとかデリダとか・・・)ものはあるのかな、ないのかな?
本書だけでは、アメリカ哲学の奥深さはわかる筈もないが、なんとなく実用的な哲学と言う感じはした。
絶対的な真理はない、相対的な評価しかできない、その中で、最善の状況を選ぶにはどうするのか、いや、最善と言っても真理ではない、時間が経つと状況が変化し、再び対応策を考えねばならない。
なんか、こんなことを簡単にいう言葉があったな、諸行無常だ。
でも、財政赤字だ、でも地震が着たので復興のためにまた財政赤字だ、その次はなんだ・・・・って具合に、続けると、いつか破綻してしまうよね、こんなときには、絶対的に対応すること、例えば、消費税は20%にして、公務員を減らしてみたいなことが必要かもしれないな、しかし、これは絶対的といえるのだろうかな?
絶対性というと、現在のように、経済が「成長」しなければならない前提の世の中=資本主義っていうのが、ある意味で絶対主義ではないのかな?
ということは、意外にも、私たちは絶対的という幻想世界の上に生活しているとも言える、本来は相対的なのに・・・。
だから、私は、絶対性と相対性の荒波にもまれて、船酔い状態になったしまったりするのだな、うん。
でも、現実は相対性。
三部構成で、第一章は「アメリカ哲学の中の『解釈学』」第二章が「指示理論をめぐって」第三章が「連帯への道」となっている、本書の特筆はアメリカの哲学を取り上げているところだ。
アメリカにも哲学はあるだろう、でもヨーロッパのような(フーコーとかデリダとか・・・)ものはあるのかな、ないのかな?
本書だけでは、アメリカ哲学の奥深さはわかる筈もないが、なんとなく実用的な哲学と言う感じはした。
絶対的な真理はない、相対的な評価しかできない、その中で、最善の状況を選ぶにはどうするのか、いや、最善と言っても真理ではない、時間が経つと状況が変化し、再び対応策を考えねばならない。
なんか、こんなことを簡単にいう言葉があったな、諸行無常だ。
でも、財政赤字だ、でも地震が着たので復興のためにまた財政赤字だ、その次はなんだ・・・・って具合に、続けると、いつか破綻してしまうよね、こんなときには、絶対的に対応すること、例えば、消費税は20%にして、公務員を減らしてみたいなことが必要かもしれないな、しかし、これは絶対的といえるのだろうかな?
絶対性というと、現在のように、経済が「成長」しなければならない前提の世の中=資本主義っていうのが、ある意味で絶対主義ではないのかな?
ということは、意外にも、私たちは絶対的という幻想世界の上に生活しているとも言える、本来は相対的なのに・・・。
だから、私は、絶対性と相対性の荒波にもまれて、船酔い状態になったしまったりするのだな、うん。
でも、現実は相対性。