110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

安保法案

 「総理安保法案は違憲です。しかるべく憲法の改正も含めて検討の上、法案の再提出されたらいかがですか?」
 これが、野党(民主党長妻氏かな)の見解なんだと思う。

 「うるさい、合憲だ、文句言うな、一度振り上げた拳をおめおめと下ろせるか」
 が、総理の見解かな。
 今日も国会中継を見ていたけれども、総理の言葉尻があいまいだ「・・・だと思う」みたいな発言が多くなった。
 まぁ、一応の儀式を過ごしたら強行採決するだろうから、適当にあしらうという感じがしたな。

 私は、これほど政府側があやしい答弁を繰り返す様をはじめて見た。
 安保条約の時もこんな感じだったのかな?

 ただ、一つ弁護すると、ほとんど神話になってしまったこと(憲法)を変えるのは大変難しいことだが、先見性をもとにそれに誠実に取り組むのならば、将来の人々が評価してくれることだろう。
 だから、本質的な危機が懸念されるならその状況も含めて国民に説明し、現行憲法の無力化法案を作るよりも、改憲したほうが良いと思う。
 なにか、多数派を占めているというその状況に寄りかかって安易な道を選択しているように見えてしかたがない。