110円の知性

110円(税込)の古本を読んで得た知性とはこんなもの(消費税変更に合わせて改題)。

増えている「人の往来」…東京と他道府県で過去の宣言時よりも活発化

【独自】増えている「人の往来」…東京と他道府県で過去の宣言時よりも活発化
5/13(木) 5:01配信 読売新聞オンライン
 新型コロナウイルス対策として3回目の緊急事態宣言が出されている東京都では、他道府県との間での人の移動が、過去の宣言時よりも活発化している。専門家は都道府県間の移動自粛の必要性を指摘している。
 携帯電話の位置情報から滞在人口を推計するNTTドコモの「モバイル空間統計」のデータを基に、読売新聞が、東京都と46道府県の間を行き来した人口(平日午後3時台平均)を分析した。感染拡大前の昨年1月に比べ、最初の宣言時(昨年4~5月)は人の移動が44%減ったが、今回は23%減にとどまっている。
 5月の大型連休について都内外の人の出入りを分析すると、今年(5月1~5日)は、昨年(5月2~6日)に比べて1・8倍に増加している。国際医療福祉大の和田耕治教授(公衆衛生学)は「最初の宣言では、多くの人が外出を控えたため5月中に解除できたが、今回は都道府県間も含め人の往来が増えている。不要不急の都道府県間の移動は控えるべきだ」と話す。 

コメントを見ると、若い世代は軽症で重症化しない者がほとんどだと知っているから、従わないというものが結構あったし、その動きが、長期化にともなって露骨になってきたのだろうな、と思った。

その反面、企業業績の先行見通しなどは、2021年には大きく回復する予想も多く、実態は良くなっていると見るのが正しいのだろう。

ただし、それが、国民一般に感じられるかというと、個人差があり、正社員でない人、若年層などは、逆に、(調整局面では)そういう流れから切り離されて行くこともあり得るだろうね。

囚人のジレンマという題で、以前にも書いたのだが、若年層がコロナウィルスに対して比較的有意な立場をもって行動するのは、まぁ、制限できないことだろうね、しかし、良きにつけ悪しきにつけ、収束した時に、意外と彼らこそとばっちりを食うことになるのではないかとも思う。

ちなみに、ソフトバンクにしろトヨタにしろこういう時期にも高業績というのは凄いな、やり方は、必ずあるんだね。

新型コロナウイルスに感染した20代の男性が、入院先を調整中に自宅で死亡

20代の男性が一人暮らしの自宅で死亡 新型コロナで入院先の調整中 消防・警察が駆けつけ死亡確認
5/12(水) 19:50配信 関西テレビ
京都市は12日、新型コロナウイルスに感染した20代の男性が、入院先を調整中に自宅で死亡したと発表しました。
死亡が確認されたのは京都市内在住の20代の男性で、基礎疾患はなかったということです。
男性は先月29日に発症し、今月2日に検査の結果、陽性が判明しました。
翌日、保健所が健康観察のため電話をしたところ、男性が「体調がすぐれない」と訴えたため、京都市は入院先の調整を始めました。
4日の時点では、男性は「全身の倦怠感が回復した」と話していましたが、5日に健康観察のため電話したところ、つながらなかったため、翌日に保健所が自宅訪問をする予定でした。
その後5日深夜になって男性の知人からの通報を受け、消防や警察が駆けつけたところ、男性が死亡しているのが確認されたということです。
男性は1人暮らしでした。
京都市内で20代の新型コロナの患者が亡くなるのは、初めてだということです。

今度は、高齢者ではなく、若年層からワクチンを打てという意見が出てくるのかな「将来のために」とかいう理由でね?

それは、やだな。

いままで、高齢者は寿命だから死んでも関係ないというようなヤフコメを見慣れた身としては、実は、この事件はどうでもいいことだ。

ただし、一応、備忘録としては書き込んでおく、そういえば、随分前に、20代の死者が出たと厚労省が発表したところ、間違いだったという事件があって、その時も、20歳ということだけで、コメントの論調が変わったという、ご都合主義的なものを見た記憶がある。
今回のコロナ禍の優れていることは、人間の本性を垣間見させてくれることにある。

 

東京都969名で、重症者86名(+5)、死者は8名(畏)、首都圏1934名、全国比28%

東京都の、重症者が増え続けている、悪い傾向だ、死者も増えている、悪い傾向だ、あとは、ワクチン接種とのせめぎあいになるだろう。

小池さんが狂態を演じても都民の何某かには伝わらないのだろう、私としては、思った以上に、近くに感染リスクが来ているのを実感している。

そして、大阪府を見てわかるように、なってしまったら「遅い」のだ。

東京都でも年初に2000人越えして「良い経験」をしたはずなのに、学習効果はないものなのだろうか?

首都圏は昨日より200名ほど感染者が増えているのに、全国の新規感染者数の比率は28%程度になっている。

これは、首都圏も感染者数が増加傾向なのに、全国も、同じか、速いペースで増加している。

そう、膨張宇宙論みたいな状況になっている可能性がある。

だから、今は、現地の人以外は他人事の大阪府の状況が、自分の住んでいる地域で起こる可能性がある・・・と考えたほうが良い。

それにしても、増えつつある首都圏の中で、山梨県は以前から注目されているのだが、余り目立たないのだが、栃木県も素晴らしいと思う。

特に、茨城県群馬県・埼玉県に隣接しながら、この数字はやはり凄いと思う。

ふと、思いついた要因があるのだが、下手すると差別発言になりそうなので控えるとしよう。

 

一つのクライマックスに差し掛かっている

【独自】老健施設でクラスター、53人感染…入院先決まらず施設内で8人死亡
5/11(火) 14:26配信 読売新聞オンライン
 兵庫県宝塚市大原野の介護老人保健施設「西谷憩いの家」で4月中旬以降、入所者と職員計53人が新型コロナウイルスに感染するクラスター(感染集団)が発生していたことが県や施設への取材でわかった。うち入所者の男女8人が入院先が決まらないまま施設内で死亡したという。
 県などによると、4月14日~28日に入所者36人、職員17人の感染が確認された。感染者のうち入所者の男性1人が入院先の病院で死亡。病床の逼迫(ひっぱく)で、ほかの入所者の男女8人については受け入れられる医療機関が見つからず、施設内で療養中に死亡したという。
 施設を運営する社会福祉法人の担当者は「認知症の入所者はマスクをはずしたり、施設内を歩き回ったりすることがあった。保健所には入院を要請したが、受け入れ先が見つからなかった」と説明している。 

 私の母親(91歳)の通うディサービスでも陽性者が発見され、そのお陰で、PCR検査をいまのところ2度行い、3回目も予定済みという状況になった。

すなわち、施設利用に先立って、検査をし、それが陰性のものを受け入れるというやり方だ(しかし、そういう対応をしても、感染者が内部に入ることもあるらしい)。

もとより、我が家は、自粛をしてきたし、施設側も相応の用心はしているのだろうが、様々な要件で、感染者が、最近特に身近に現れるようになってきたのは、確率、そして時間的な要素を考えれば、当たり前のことだとも言える。

しかし、今、一つの光明は、医療関係者、そして、高齢者のワクチン接種が始まったことだ。

私の母親の第一回目の接種は、5月中に行える予定だ。

この事件も、そういう(感染拡大とワクチン接種の)、せめぎあいの中で発生した、悲しい事件なのだと思う。

そして、コロナ禍の時間が長くなればなるほど、自分の周りに感染者が現れてくるという、いたって単純だが、厳しい現実を直視するべきだと思うのだ(しかも、変異株の方がたちが悪い)。

東京都925名で、重症者は81名(+3)、死者は3名、首都圏1768名、全国比29%

今日の数字は、ここのところ1ヶ月ほどの間で、火曜日として、先週より一番感染者数が増えた人なった。

また、重症者も減る傾向にはないので、真綿で首を絞められている状況なのかもしれない。

急激に数字が上がらないのは、常に自粛している層が、何割か結構な数いるためだ。

やはり、じわじわと悪くなっているのだが、全国的にも悪くなっている。

ここに、インド株などが付け加わると、現状の最悪のシナリオとなりそうだ。

 

日本はさざ波、五輪中止とか笑

「日本はさざ波、五輪中止とか笑」内閣参与の投稿に批判
5/10(月) 14:52配信 朝日新聞デジタル
 新型コロナウイルスの感染状況や五輪開催をめぐり、内閣官房参与を務める高橋洋一・嘉悦大教授が9日、ツイッターで世界各国の感染者数を比較するグラフとともに「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿した。日本の感染者数の低さを示すためとみられるが、ネット上で反発が広がっている。
 このツイートに対し、「ウチの母親も『この程度のさざ波』の中で亡くなったんですよ」「一人ひとりの命が失われていくことに対し、笑笑って…人の命をなんだと思ってるのですか」などの批判的なコメントが相次いだ。
 高橋氏のツイートについて加藤勝信官房長官は10日の記者会見で、「個人としての発言で、政府としてコメントは従来差し控えている」と説明した。記者団から高橋氏が内閣官房参与を続けることが妥当かどうかを問われると、加藤氏は「高橋参与は経済、財政政策に関して意見を述べていただく非常勤の職だ。それにのっとって対応していただくことが非常に大事だ」と述べるにとどめた。
 高橋氏は元財務官僚で、菅義偉首相就任後の昨年10月、内閣官房参与に任命されている。大型連休中の今月4日にも、首相公邸で首相と面会している。
 新型コロナをめぐっては、国内の死者数は4月に1万人を超え、感染者数も9日時点で64万人以上にのぼる。医療体制が逼迫(ひっぱく)し、病床が足りなくなっている地域では、自宅待機中に死亡する事例も続出している。(菊地直己) 

私は、純粋に自粛派で、高齢者の母親の介護もしているので、高齢者は寿命だから死んでも良いみたいなコメントは嫌だけれども、この話題に出ている 高橋洋一氏は、YouTubeの画像も見たことがあるけれども、そういう人だもの、目くじら立ててもしょうがないと思う。

筋金入りの、数学論者なので、きちんと聞けば、論理的(数理的)に説明してくれると思う。

ただし、その論理による見解と、倫理的・宗教的・感情的な価値観による見解とが相容れないことがあるということをわきまえていれば良いように思う。

世論がいとも簡単に1対99みたいな、極端な状態になることがあれば、その方が(ファシズム的で)心配だ。

追記(2021/5/12) 高橋氏の追加の説明が出たので、引用する。

高橋洋一内閣官房参与、「五輪中止…笑笑」ツイートは「非合理な決定をしたと日本が世界から笑われる、という意味」
5/12(水) 8:34配信 スポーツ報知
 内閣官房参与で経済学者の高橋洋一氏=嘉悦大教授=が11日、自身のツイッターで「今日の高橋洋一チャンネルは第160回『波』発言で炎上。謝罪要求する一部のマスコミさんへ。是非見てください」とつづった。
 高橋氏は9日、ツイッターで各国の新規感染者数のグラフを引用し「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」と投稿し、野党、SNS上などから「不謹慎」「人命軽視」などと批判の声が上がった。
 ツイッターでは、更新した自身のYouTubeチャンネルをアップし、今回の「笑笑」とつづったツイートについて説明した。高橋氏は「誰が笑笑っていうことなんだけど、こういうふうな感染のない状態で仮に日本が中止っていうことを言ったら世界から笑われるだろう、と意味です」と説明した。
 さらに、この意味を「細かく説明する」とし「オリンピックの開催権はIOCにしかない。日本は会場を提供しているだけ。仮に日本の理由によって会場提供している人が中止って言ったら、主催者のIOCから巨額の賠償金が請求されるっていうことです。たぶん数千億円」などと述べた。
 続けて「IOCと日本が今、どういう風にやり方を協議しているかっていうと最低ラインを無観客でやる。だから今のオプションは無観客でやるか中止するかのどちらか。中止すると数千億払うでしょ。常識的に考えれば無観客でやるっていうことなんです」とし「IOCは無観客でも放映権が取れるから、IOCから中止を言うことはない。日本政府だってこういうこと知っているから言わないだけ。日本が中止って言ったら数千億円の賠償金が派生する」などと繰り返した。
 こうした背景から「この段階で中止って言ったらなんて非合理な決定をしたんだろうって世界から笑われる」などと説明していた。
 高橋氏は経済・財政政策を担当する参与として、菅義偉首相に助言を行う。首相は10日の参院予算委員会で「個人の主張についての答弁は控える」と述べた。

私は、以前に全然別の視点で書いたけれども、ここで中止なると、オリンピックは当分日本ではできない、今世紀中はない可能性も高いだろうし、それだけの国力もなくなるかもしれない。

だから、20世紀、戦後の日本の様に、法律はなくとも、他国からは、社会主義のように見えても、異常な国民の協力の下で、コロナ禍を抑制して、開催しても良かったのではないかと思ったし、コロナ禍が起こる前の日本はマスコミの扇動もあったがそんな国民の風潮だったのに、今は、ころりと宗旨が変わったかのような動きを見せている、いわゆるコンティンジェンシープランということなのだろうが、どうだろう?

まぁ、後世が判断することだと思うが・・・? 

 

東京都573名で、重傷者は78名(+5)、死者は2名、首都圏1268名、全国比26%

重傷者と死者数を増やさないようにしないと大阪府よりひどいことになる恐れがある。

(これらの数字は、操作しずらいからね)

月曜日は全国比が少ない傾向がある、これは、東京都の数字によるところが大きいので、今日のところは、重症者が増えている点に注目しよう。